12月8日

 私たちは今がまず「眠りからさめるべき時刻」(ローマ一三・一一)であることを自覚したいと思います。すなわちイエス・キリストの再臨の時が近いことを知っているのですから、いよいよやみのわざを捨てて世の終わりが到来しないうちに福音伝道に励まねばなりません。いつまでもこのように自由に福音が語れるものとは考えにくいのです。いつキリスト様は再来なさるか誰にも分かりません。
 ですから信仰という油を入れた燈火皿をもって花婿なるイエス様を待ちたいと思います(マタイ二五・一~一三)。生活態度を変えて益々光の子らしく歩まねばなりません(エペソ五・八)。今というこの時にこそ主イエスを受け入れ、やみのわざを悔い改めて、主に帰らねばなりません。ローマ一三・一一では、私たちは「今がどのような時か知っているのですから、このように行いなさい」とありますから、生活態度の一新をはかって行きましょう。
 年末総決算の時がやって参りました。時の羽根をつけた軽装馬車が足早に過ぎ去って行きます。救いの完成点により一歩近づきつつあることも充分認めながら、終末的目覚めの中に真剣に聖化されて参りましょう。
 時を知るとは、いつ主イエスが再臨されるか、時代の動きを見定めること。神への決断が迫られている時ということ。時は縮まって入信の時より主の再臨の日は、一層近くなっていること。ゆえに愛を基調とした生活に励まねばならないということでありましょう。