12月29日

 多くの日本人は自分たちで勝手に死んだ人間を神様に祭りあげて、拝んでいます。
 たとえば天神(てんじん)さまには菅原道真…受験・進学の神様、明神さまには平将門が、八幡さまには源義家が、権現さまと日光東照宮には徳川家康が、明治神宮には明治天皇が、東郷神社には東郷平八郎が、豊国神社には豊臣秀吉が、湊川神社には楠木正成が、伊勢神宮にはアマテラスオオミカミが、靖国神社・護国神社には戦死した人々が、それぞれ祭られています。そして死者たちは死ぬと仏様、神様に成ると信じられています。
 そして神道では墓石に「命…みこと」、仏教では「居士…こじ」と書いて、手を合わせ礼拝します。人間だけではなく、大木も岩石も太陽も月も星も拝みます。又、きつね、狸、わに、へび、牛、ぞうなど動物も神様にして拝みます。
 これらを全て偶像礼拝といって天地万物の創造者なる真実の神ヤーウェのもっとも嫌われるものです。人間が造った神々は人間以下です。こうしたものをこれからも神とはせず、創造主である聖書の神様だけを神として、来る新しい年も真実の礼拝をして参りましょう。
 「万軍の主はこう仰せられる。わたしは初めであり、わたしは終わりである。わたしのほかに神はない。」(イザヤ四四・六)
 「偶像を造る者はみな、むなしい。彼らの慕うものは何の役にも立たない。」(同四四・九)