12月27日

 詩篇一四五篇から一五〇篇までが、詩篇最後の部分ですが、これら全部が賛美の歌です。ダビデの賛美の歌とありますから、彼が心から信仰をもって主を誉め称えていることがよくわかります。本年最終の感謝礼拝を迎えるに当って、なにはともあれまずは主なる神に、私達も「主は大いなる方。大いに賛美されるべき方。その偉大さを測り知ることができません」(詩篇一四五・三)と告白しつつ、主を誉め称えなければなりません。
 一年のうちには辛いことも苦しいことも、嫌なことも涙することもあったかも知れません。でも確かに憐れみに満ちた神は、私共を滅ぼさず現在このように生かしていて下さるのです。この神の慈しみ、この恵みを、まずは感謝しようではありませんか。
 ダビデが詩篇一四五篇の中で神の「みわざ」について数多く言及しています。四節では「代は代へと、あなたのみわざをほめ歌い、あなたの大能のわざを告げ知らせるでしょう」と。また六節では「人々はあなたの恐ろしいみわざの力を語り、私はあなたの偉大さを述べるでしょう」とも。激動の一年間どのように主は働かれたかを個人的に、国家的に、全世界的に思い起こしながら更に限りなく主を賛美したく存じます。主よ、今年のご加護を心より感謝いたします。