12月22日

 クリスマスこそ真の喜びと神との対話を回復する時です。
 とある英国人宣教師と結婚した日本人女性宣教師は、突然牧師である父上の召天によって愛する肉親を失われました。臨終間際の父親に会うため急遽イギリスより帰国しましたがその直後、妊娠九ヶ月の終りで無理がたたり破水入院、遂に胎児をも失うことになってしまいました。
 その折の心境を「主なる神様が私と共におられることを強く感じ、悲しみの涙もむしろ平安、喜びの涙へと変わってゆきました。そしてたとえ胎の子を失ったとしても主に信頼し続けようと思いました。悲しみの中で神様が私の力となって下さっていることは、今でも変わりはありません」と語っておられます。
 世の中には戦争、犯罪、事故、事件、天災、あらゆる人災などの被害に遭遇したり、又病気などのために簡単には喜べない状況にある方々も少なくありません。しかし、永遠のいのちを与えて下さる天の神様を信じる時、またクリスマスの主イエスを心に迎える時、悲しみをも乗り越えイエス・キリストにある真の喜びを体験することができるのです。イエスの母、マリヤは「わが霊は、わが救い主なる神を喜びたたえます」(ルカ一・四七)と言ったように、あなたもぜひ主を賛美してください。