12月17日

 クリスマスは何といっても喜びの知らせを聞くときです。しかしその喜びの中身は世俗的、金銭・物質的、感覚的、肉的なものではなくて、どこ迄もイエス・キリスト様そのお方が私たち罪人の友となって下さると言うことなのです。キリスト以上の真のフレンドがどこにいるでしょうか。この方は決して裏切ることなく、永遠に弱きものの味方となり、力となって救い続けて下さる方なのです
 この救い主、メシヤである方を自分の心の中に迎えまつるときこそクリスマスであります。悲しい、暗い、気が重くなるような世相が続く中にあって、主イエス様が与えて下さる霊的、信仰的喜び、すなわち聖霊による喜び(ルカ一〇・二一)こそどのような状況にあっても不滅であり、真実の喜びといわねばなりません。
 喜びの内容を取り間違えないようにしたいものです。旧約の詩人は言います。「あなたは私の心に喜びを下さいました。それは穀物と新しいぶどう酒が豊かにあるときにもまさっています。平安のうちに私は身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ。あなただけが、私を安らかに住まわせてくださいます。」(詩篇四・七~八)使徒パウロは「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(ピリピ四・四)と言っています。人生における喜びの根源こそ私たちのため真実の友となって下さるイエス・キリストであります。