12月12日

 「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。からだは一つ、御霊は一つです。あなたがたが召されたとき、召しのもたらした望みが一つであったのと同じです。主は一つ、信仰は一つ、バプテスマは一つです。すべてのものの上にあり、すべてのものを貫き、すべてのもののうちにおられる、すべてのものの父なる神は一つです。」(エペソ四・三~六)
 人間みな当然ながら色々な面でそれぞれの違いがあります。その違いがともすると不一致を招きます。思い、考え、性格、育ち、仕事、環境、境遇、年齢、男女など様々の違いの集団です。イエスもパウロもこの違いある一人ひとりに対して、常に一致を保つように奨励し、心砕いていきました。
 パウロはここで一つになれる秘訣を教えています。それはクリスチャンになって平和の心で結び合わされていくこと。「バプテスマは一つ」と言っていますから主の聖名による同じ洗礼をうけること。からだは一つというのは「キリストのからだである教会」の一員となること。さらに他のキリスト者と同じ「御霊に満たされ」、一つの「望み」を目指して進みゆくこと。主なる神を礼拝してみな同じ一つ信仰をもっていくこと。一人である父なる神を礼拝していくならば必ず一致を保ちうる事、そのように生まれ変わっているのだから神の召しにふさわしく歩むようにと促しています。からだも、御霊も、望みも、主も、信仰も、洗礼も父なる神も、七つの点で一つとされている信者よ、一致せよ!