11月18日

 祈りは信じて求めることです(マタイ二一・二二。ヤコブ一・六。ヘブル一一・六。ローマ四・二〇~二一)。祈りにおいて最も大切な、基本的なことは信仰をもって祈ることです。主はいちじくの木が枯れた出来事を通して、祈りにおいて、信じること、つまり信仰が大切であることを教えられました。
 「まことに、あなたがたに告げます。もし、あなたがたが、信仰を持ち、疑うことがなければ、いちじくの木になされたようなことができるだけでなく、たとい、この山に向かって、『動いて、海に入れ』と言っても、そのとおりになります。あなたがたが信じて祈り求めるものなら、何でも与えられます。」(マタイニ一・二一~二二)
 祈るとき信仰が必要です。マシュー・へンリーは「信仰がたましいで、祈りはからだです。ともにどの奉仕のためにも、完全な人を作り上げる」と述べ、信仰と祈りの密接な関係を説明しています。そして「信仰が正しければ、祈りを引き起こす。そしてもし祈りが信仰からほとばしらなければ、正しくない」とつけ加えています。
 信仰に基づく祈りを、神は拒まれることなく、必ず答えられるというのが主の約束です。信じて求めるものは、何でも与えられると確信いたしましょう。ただし、「神のみこころにかなう願い」(第一ヨハネ五・一四)であることは言うまでもありません。