11月11日

 ある精神科医の調査によりますと、人が思い煩うことの四〇%は絶対起こり得ないこと、三〇%はどうすることも出来ない過去の出来事、一二%は人から受けた批判(それも、ほとんど事実無根の話ばかり)、一〇%は自分の健康のこと(心配すればするほど健康状態が悪くなるのだが)、八%は実際 に直面する可能性のある問題だそうです。何というエネルギーの無駄づかいでしょうか。
 「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」(マタイ六・三四)
 ここで、主イエス・キリストは、あすのことを神に委ねて、その日その日を精一杯生きる生き方を教えておられます。あすは神のものであり、私たちはあす、起きるかもしれないことを心配してはなりません。あすの問題を今日に持
ち込んではなりません。あすの事は主なる神様がすべて支配しておられます。あすのことを心配するよりも私たちは今与えられている今日という日を精一杯生きるべきだと教えられます。
 あすは神のものです。ですから、あすの問題を今日に持ち込もうとする時、実際には神のものを盗もうとしていることになります。とにかくイエス・キリストを全く信頼して大船に乗った気持ちで今日の仕事に全力投入いたしましょう。