10月25日

 弟子たちの足を洗い給う主イエスの姿は誠に貴いものです。しかしこの行為を通じてキリストは彼らとの関係を一層深め、強めようとされました。未信者の人たちは、しばしば「関係ありませんからいりません」と手渡そうとするチラシを断られます。けれどもわたしたちは関係がないので、関係、つながり、係わり合いをもたせて頂こうとしてパンフレツトをお渡ししょうとするのですが、警戒されてしまいます。残念です。
 イエスは「もしわたしが(あなたの足を)洗わなければ、あなたはわたしと何の関係もありません」(ヨハネ一三・八)と言われて、断るペテロの足を洗っていかれました。昇天後の主はご聖霊を通して私たちと関係を保っていて下さいます。このような罪ある汚れた存在をお忘れにならず、常に係わりをもって下さる主イエス様に感謝してゆきたいものです。またこのようなお手本を、模範を残された主に見習って(ヨハネ一三・一二~一五)、私共も互いに益々仕え合っていきたいものです。
 互いに仕えあう精神の失われた現代に生じている現象は、国家間においても人々を飢えに追いやっているという事です。地球規模で考えても富める国と貧困に悩む国の大きな差を実感せざるを得ません。御霊に助けられつつ、まず私たち個々人から仕えあって、主の体なる教会を立派に建てあげていきましょう。