10月19日

 聖書は一冊の本ではなく、本来六六冊(旧約聖書三九冊、新約聖書二七冊)から成り立っているもです。そしてこれらはBC一四五〇年からAD一〇〇年頃の間に、神の霊感によって約四〇人の著者たちを通して書かれました。しかし真の著者はただ一人のお方、ご聖霊であり、主なる神だと言わねばなりません。そして一貫してさし示すお方は、十字架の主イエス・キリストです。
 聖書は全人類に対する神の語りかけです。神は聖書のみ言葉という言う手段・方法をもって私たちに語りかけておられるのです。ですからこれに聞いて、従ってゆけば生活が正しく良い方向へと一段と変化していくのです。
 また聖書を通して神はご自分を表わしておられます。即ち聖書は神の自己紹介の書、自己啓示の書といってもいいのです。さらに聖書を読むことによって神様が、愛であり清く正しく、全知全能、造物主で、唯一なるお方など、その性質を知ることが出来ます。聖書こそ人類にとって大いなる財産であるばかりか、真理の言葉であり。永遠の救いの書であります。
 ここで初めて聖書をお読みになる方に申しあげますが、分からない所は飛ばして読む。列車でいえば急行列車に乗ったように読む。そのうちに感動する箇所、分かる箇所で停車する時が必ず来ますからそれまで忍耐強く読み続けてください。