10月10日

 「聖霊によるのでなければ、だれも、『イエスは主です』と言うことはできません。」(第一コリント一二・三)ほかのことはともかくとして、「イエスは主です」と言う告白だけは、聖霊に導かれなければまことに口にすることができません。あのシモン・ペテロが「あなたは、生ける神の御子キリストです」と告白した時、主イエスは「あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です」(マタイ一六・一六~一七)と言われました。
 現代だけではなくこれまでの人間歴史において、主なる神が私たちに与えて下さる大いなる恵みというか奇跡は、神を神として認める、このような信仰告白が出来たという事でありましょう。特に偶像国日本において聖書の神、三位一体の神、すなわち父、子、聖霊なる神を神として認め、受け入れ、信じ、この唯一なる神に従ってゆく生活など、およそ未信者生活の時には考えられなかった事です。ここに神の選びと召しを覚えます(ローマ一・一)。
 九九%がノンクリスチャンの日本において、アーメン信者になるなど誰も予想しなかった事です。けれども真実なる神は、私共を泥沼地獄から救い出して下さって、ペテロと同じように主を告白するまでに導いて下さったのです。全ては「知恵と啓示の御霊」(エペソ一・一七)のお働きによるのです。益々主に従ってゆきたいものです。