9月19日

 米国のある刑務所に野獣と呼ばれていた囚人がいました。彼は自分が気に入らないと監守であろうと、同じ囚人であろうとすぐ殴ってしまう、暴れん坊でした。
 ところがある宣教師から「獄中からの賛美」という本をもらいました。彼はその当時独房に入れられ、やけになっていよいよ口汚く大声を挙げていました。しかし、この本を読んで変わり始めました。最初は「全てに感謝しろだって?バカバカしい。だが神様とやら、このコンクリートの壁にもこの暗闇にも感謝するぜ。ハハハ…そこのゴキプリも感謝だなぁ。ハハハ…」などと言っていました。
 ある日、「私はお前を愛しています」と言うイエス様の夢を見ました。そこから彼の態度は一変し、やがて獄中から出て来た時の彼の顔は別人のように輝いていたのです。彼は監守を抱きしめ、悔い改めて涙で主を証ししたのです。
 主への感謝と賛美は明日への前進の力です。主を崇め主を賛美しましょう。「ハレルヤ。主に新しい歌を歌え。聖徒の集まりで主への賛美を。」(詩篇一四九・一)。「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(ピリピ四・四)。
 「牢につながれている人々を、自分も牢にいる気持ちで思いやり、また、自分も肉体を持っているのですから、苦しめられている人々を思いやりなさい。」(ヘブル一三・三)。