8月4日

 私達は決して一人ではなく、神様がついていて下さるといいますが、しかし、この言い方は真実の半分だけをさしています。なぜなら、常に人もついているからです。しかし、神様は決して遠い、高い所におられるのではなく、今ここに、私達との関わり合いの中においでになる、つまり私共の人間関係の中にも存在なさるという事を思う時、いかに私達互いの交わりが大切かを思わされます。
 教会とは、神に出会いまた人にも出会う所、とある人がいいましたがその通りです。この両者との出会いを、大事にしてゆきたいものだと思います。クリスチャンは、決して人間嫌いになってはいけません。もし教会の中で人との交わりが不得手で充分なされていない方がありましたら、周囲の人たちはどのようにしたらその方とうまく関係、交渉、交わりがもてるかを、充分配慮して頂きたいと思います。
 ご老人たちばかりでなく、この世にありながらほっておかれている人達にもあなたを、私を通して主は近づこうとされている事を考えて、主に在る人間関係を大事にしてゆきたいものです。神はこの世にイエスを送り、人としてのイエスを通じて自らの存在をも明らかになさっておられ、そして何よりも人々と交わり、接触しようとキリストを送って下さったのです(ヨハネ四・七~一五)。