8月20日

 霊的教訓として、エゼキエルがみた幻は、一切の生物の生息を許さない塩分濃厚の死海に、神殿から流れる水が注ぎ込まれると、その水は良くなつてこの川が流れゆく所はどこででもそこに群がるあらゆる生物は生き、非常に多くの魚がいるようになる。さらにすべてのものが生きる(エゼキエル四七・八~九)という賢くべき奇跡的な記事が記されています。
 しかしこれは非現実的なことではなくて、今の時代にも起こりうる神の御霊による大変化であります。死んでいると同様の人間が神の生ける水の川によって、真に霊的に生きるようになる現実が存在いたします。人は創造者なる生ける神と主なるイエス・キリストと直結する迄は生きているとは名のみで、真実は死んでいると同様の者であります。けれども御霊の水を飲む者は神と共に永遠に生きる者とされるのです。主イエスは「わたしが与える水を飲む者はだれでも、決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます」(ヨハネ四・一四)と言われました。
 エゼキエルは前に枯れた骨を復活させるという預言をしましたが(エゼキエル三七章)、それと匹敵する預言です。創世記二・一〇のエデンの園から流れ出る川、黙示録二二章の川の描写も又、地を潤し、癒すすばらしい記事です。主の御霊による霊的変化という主の約束を信じて進みたいものです。