8月2日

 この戦い多い世において主の平安を得、勇敢でよく勝利の前進をしたいと願うとすれば、ヨハネ一三章から一七章の主イエスの最後の訣別説教をよく読んで、信じ、従おうとする姿勢を取るべきであります。自分の力のみを過信してはなりません。すでに十字架と復活によって勝利をし、今は私たちのために執り成して下さるお方、イエス・キリストに全てを委ねて、この方の力をお借りする謙遜さがなければなりません。ヨハネ福音書の中だけでも七つのしるし(奇跡)をイエスは、生前行われました。そうしてご自分の栄光を現わし、父(パテル)の栄光も現しておられます。
 旧約のイザヤも神のメッセージを告げています。「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」(イザヤ四一・一〇)虫けらのようなヤコブ、イスラエルもやはり全知全能の神に信頼しなければ、国家として成り立ってゆきませんでした。
 日本国家も今日の困難に立ち向かうのに政治家のみに全てをまかせるのでなく、日本国民の一人としてまず主なる神に国家の救いと平安を祈らねばなりません。主は全能の神です。祈る国民が存在する国家を決して早々と滅ぼすことはされないでしょう。私たちが愛する祖国を平安と祝福に充たしたまえ、とさらに祈っていきましょう。