8月12日

 八月六日は広島に、八月九日は長崎に原爆が投下された日です。原子爆弾投下の結果は実に悲惨そのもの、地獄絵図でした。広島の平和記念公園の原爆死没者慰霊碑には、「安らかにおねむり下さい。あやまちは繰りかえしません」と石に刻まれています。再び絶対にこのような核兵器使用がゆるされることがあってはなりません。
 さてここで全人類が原爆以上に恐れなければならないのは「神の怒り」です。神は愛と憐れみの神ですからどんな悪いことをしても、そのまま「ああいいよ、許してあげるよ」とおっしゃらない。罪悪のうちでも特に主イエス様を信じない、不信仰の罪は大いに悔い改めねばなりません。
 主なる神も、イエス・キリストにも全く聞こうとしない、日本人九九%の人々に下る神の怒り、「御子を信じる者は永遠のいのちを持つが、御子に聞き従わない者は、いのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる」(ヨハネ三・三六)から、だれも逃れることはできません。神の真理をはばんでいる人々に対して「神の怒り」が天から啓示されている(ローマ一・一八)のですから、人々は主なる神に立ち返らねばなりません。人間の怒りは罪ゆえの怒りですが、神の怒りは聖なる怒りであり、その罪に向けられた神の怒りは、むしろ人間に対する激しい愛から出ているのです(申命記六・一五)。