7月26日

 中国の家の教会の牧師たちは夜に旅をし、昼間は説教や信者たちを教える働きをしていますが、彼らはキリスト教に敵対的な政府によって逮捕されることを覚悟の上で、教会を建て上げる為にいのちを捧げています。
 中国教会リサーチセンターによれば、同国には約七五〇〇万人の福音派クリスチャンが存在するといわれています。クリスチャンが家で集会を持つことは法律で禁じられています。それを実行した人達で捕らえられたリーダー、信徒たちは多くが拷問を受けています。中国の共産政府への忠誠を何としてでも告白させようと、煮えたぎった湯をかけられたりしています。多くの人々は刑務所に送られますが、そこでは食事も水も与えられず、電気ショックを受けることもあります。
 ところが、驚くべきことに、そのようなことがあっても人々は神の言葉を聞くために、あるいは他の信者との交わりに加わるために、家の集会にやってくるのです。こうして政治権力によって弾圧されようとも主の言葉はますます進展しているのです。無神論者たちは福音を嫌い拒絶し、挙句の果てが彼らを苛め抜くかもしれませんが、神の主権、キリストの王権は絶対に阻止できません。「牢につながれている人々を、自分も牢にいる気持ちで…思いやりなさい。」(ヘブル一三・三)。