7月23日

 「七転び八起き」の言葉の意味は、何度失敗しても屈することなく立ち向かい、立ち上がれば必ず完遂できるという、励ましの言葉です。箴言二四・一六にも、「正しい者は七たび倒れても、また起き上がる」とあります。
 一八七一年シカゴの大火によって、多くの建物が灰に帰し、多くの人々が財産を失いました。そういう中でひるまない倉庫業者がいました。大火の翌朝、彼は焼け跡を掘り返して手頃な鉄と板切れを見つけ、それで看板を作り、「全てはなくなった。しかし、生命と希望があります。我々は明朝から仕事を始めます」と書きました。何という勇気のある発言でしょうか。
 アメリカのある病院に元アフリカ宣教師だった方が小児麻痺(ポリオ)にかかり帰国して、遂に車椅子の生活を送っていました。しかし、違うところは努力によって医者として大病院を車椅子で回診して廻るという点でした。人生の苦難、試練に直面しても、祈りと信仰と自らの努力で再び立ち上がつて前進することです。
 田原米子さんは、高校生時代に東京・新宿駅で飛び込み自殺を図って、両足と片手を完全に切断、残りの片手の指が三本のみとなってしまいました。しかし病室伝道によって救われ、クリスチャンとなった彼女の人生はイエスを喜ぶ人生へと一八〇度変えられました。御霊によるさらなる前進を!