6月7日

 パウロはコロサイの人々がまず古い自分を捨てることをすすめています。これを「脱ぎ捨てて」(コロサイ三・九)と表現しています。すなわち、不品行、汚れ、情欲、悪い欲、むさぼり、怒り、憤り、悪意、そしり、恥ずべきことば、偽りなどです(同五、八、九節)。古い人をその行いと一緒に脱ぎ捨ててしまったのがクリスチャンです。そして新しい人を着たのです(同一〇節)。そこには人種、国境、男女、身分の差もなく、すべてのキリスト者のあるべき姿と言うべきです(同一一節)。
 コロサイ三章一二~一七節から列挙してみますと、まず深い同情心(憐れみの心)、慈愛をもつことです。あらゆる動・植物に対して、もちろん人間に対してでもです。女性、子供、老人、病人、受刑者、身障者、ホームレスなどありとあらゆる人々に対してです。思いやりのある優しい親切な心で接していきたいものです。虐待行為などが本当はあってはならないことです。でも世界的に様々な形で残虐な殺し合いなどが展開されている事を恐れます。
 また謙遜、柔和、寛容、互いに忍耐し合う、赦し合う、愛し合う、キリストの平和をも身につけていくようにしましょう。
 かつ感謝の心をもつ人、キリストの言葉を豊かに住まわせ、互いに教え、戒め、感謝に溢れて心から神に向かって歌っていく美しいクリスチャン像を世の人々に証ししていきたいと思います。