6月1日

 言い古されています代表的な人々ではありますが、ヘレン・ケラー(一八八〇~一九六八)、八木重吉(一八九八~一九二七)、星野富弘氏など各位は身体的障害の中にあるその現実は何一つ変わらないけれども、変えられたのはその心、その内側でありました。これらの方々はクリスチャンになられました。自らがキリスト者と変革されていきました。これが現代の奇跡です。聖書による内側の大変化が与えられて自らの足でしっかりと勇気と希望をもって、明日に向かって前進できることが肉体の癒しにも優るとも劣らない、実は大いなる奇跡と考えたいのです。
 一時は自殺まで考えた人たちも主イエス・キリストを信じて全く変えられていったその時に、忍耐心が与えられ、救われた喜びが同じ障害で悩み、苦しむ人たちにすばらしい勇気と希望を提供していきました。

  人がわたしを褒めてくれる、それが何だろう
  泉のように湧いてくる楽しみのほうがよい
  イエスを信じること、それを一番の楽しみにしたい
  ひとりでに力が出てくる位たのしみたい
  (八木重吉「ノートA」一九二六年三月十一日)