5月9日

 今日(一九九三年五月九日)は母の日。母のおられる方はぜひ何らかの形で感謝の意を表して頂きたいと思います。何といっても母胎にいる時からお世話になってきた恩人だからであります。母のイメージと言えば、献身的、暖かさ、優しさ(第一テサロニケ二・七)、信頼できるなどでありましょうか。
 我が子のためならばマタイ二〇・二〇登場のゼベダイの子らの母でさえも、わが子たちを右大臣、左大臣にならせてほしいと、お願いする程であります。また母は我が身を削ってでもわが子の為に尽くします。その他、暖かいハートをもって、優しい態度をもって懸命に母としての責務を全うしようと努力していくのですね。
 しかし、この世には母の立場に立たない独身女性もおられるわけです。けれども主なる神は、両者共に救いあげて、それこそ人の母以上の大きな愛、憐れみ、慈しみをもって臨んでいて下さいます。有り難いことです。
 母船、航空母艦が、依り所となるものの代表格であるように、聖書の神は全き信頼のおけるお方です。なお、キリスト者である母たちよ。あなたは信仰の母、賢母、慈母と造り変えられているのですから、とりわけあなたの老母を大事にし、母としての責任も全うして頂きたいものであります。