5月6日

 「さて、祭り(仮庵=かりいお)の終わりの大いなる日に、イエスは立って、大声で言われた。『だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。』」(ヨハネ七・三七)
 これはイエスを信じる者たちが、受けようとしている御霊のことを言ったのです。もちろんその源は、イエス・キリストであります。しかし、イエス・キリストを信じる者は、聖霊を受けるばかりでなく、自分の腹から聖霊があふれ出て、人にも与えることができるほどなのです。聖霊は、神からだけではなく、もちろんイエス・キリストを通してですが、あなたの腹からも出てくるのです。しかもここには、「だれでも」とあります。例外なくあなたもです。あなたの腹から(内部から)も聖霊が川となって流れ出てくるのです。
 ただ一つの条件があります。「渇いているなら」です。単にお金がある人ではありません。力がある人でもありません。よい行いをしている人でもありません。たといどんなに満ち足りていても、渇くことがあります。つまり霊的に渇くのです。別な言葉で言えば、慰め、喜び、力に乏しく渇いている人であります。
 イエス・キリストは、そういう人に「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる」(ヨハネ七・三七~三八)と言われました。