5月14日

 M・H・リーファー(ギャレット神学校教授)の言葉。
 「日本に参りましてからもう三ヶ月になりますが、私は日本の教会が、例えば東洋のフィリピンの教会やアメリカの教会とは大変違っている点に気づいております。しかし人間としてどこにあっても変わらない不安も希望も、色々な試みということも共通しているということは疑い得ません。
 これから幾つかの問題を申し上げる訳ですが、第一の問題は、教会内における伝道といいますか、それについて考えてみようと思います。私たちは本当に人々を教会に連れてこよう、キリスト者にしようという熱意をもっているだろうかということです。伝道についての議論がよその国に較べてかまびすしいのですが、反対にほんとうに人々を主のもとに漁ろうという決意をもっているだろうかということはそういうことを口にして議論し合うということではなくて、本当に心の底から、人々を主のもとに導いてくる意志があるかどうかということでございます。」
 不完全な人間の集まりですから例えキリスト教会といえ、問題がない教会はありません。でも主の臨在の前に、神の御言葉の中に養われていくならば、自ら何を為すべきかがご聖霊によって教えられ、実行に移されていくものと信じます。伝道も本当にやる気でさらにこれからもこの一事に取り組んでまいりましょう(ルカ一四・二三)。