3月6日

 教会が執り行う聖餐式は単なる儀式(セレモニー)ではありません。そこで私たちは生ける主イエスに出会うのです。そこで私たちは、主キリストの真実にふれるのです。そして私たちは主イエスに会って、この一人のお方の死を記念します。
 パンとぶどう酒において、固くお互い同志結び合わされている事を確認します。更にどこの共同体よりも、聖餐式にあずかる信仰共同体の一員である私たち一人一人の絆(きずな)は、非常に強いものであることを再確認するのです。さて神は、主イエス・キリストがそのご自分の肉を裂き、血を流したことを現しているところのパンとぶどう酒という見えるものを通して、見ることのできない「救いの恵み」の真理へと導いて下さいます。
 多くの教会では毎月一回第一週日曜礼拝で、この聖礼典を執り行っていますが、十字架の主イエスを信じているクリスチャンが、この恵みにあずかっております。まだの方もキリストを心に受け入れ、なるべく早い時期に洗礼を受け聖餐の恵みにあずかってください。
 「私は主から受けたことを、あなたがたに伝えたのです。すなわち、主イエスは、渡される夜、パンを取り、感謝をささげて後、それを裂き、こう言われました。『これはあなたがたのための、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。』」(第一コリント一一・二三~二四)