3月5日

 私たちの戦い、格闘は悪霊、悪魔に対するものであることを、エペソ六章一二節で教えられます。旧約聖書時代は実際に剣を持って戦争しました。しかし現今においてクリスチャンは、目に見えない暗闇の支配者即ち悪しき敵対者と霊の格闘をなしていかねばなりません。サタンは何とかして私たちと主なる神との間を引き裂いて、自分たちの支配化に置こうといたします。悪霊は時に、口をきけなくしたり、耳を聞こえなくしたりします(マルコ九・一七、二五)。また目も見えなくします(マタイ一二・二二)。さらに一八年間腰が曲がり、全然伸ばせなくなった女性(ルカ一三・一一)のこともあります。
 悪しき誘惑者こそ悪魔なのです。そして私たちの生活を破壊しようとする者です。けれどもキリスト様はすでにご自分の十字架と復活によって彼らの武装解除をなして勝利をとっておられる方です。
 キリストは勝利者として「すべての支配、権威、権力、主権の上に」(エペソ一・二一)置かれ、戦いの勝利宣言をなさったのです。ですからこの勝利者を見つめ、見上げ、信じて私たちも雄々しく戦い進みゆこうではありませんか。霊の戦いは主の戦いでもあります。全てを主に委ね、任せつつも、人間側としてベストを尽くして祝福を得て参りましょう。主イエスの聖名によって祈り勝利しましょう(使徒一六・一八)。