3月4日

 「人生は出会いで決まる」といわれますが、私たちは生きていく中でいろいろな人に出会い、いろいろな影響を受けて歩んでいきます。私たちクリスチャンにとっての一番の出会いはイエス・キリストに出会ったことではないでしょうか。私たちは日々の歩みの中でイエス・キリストをもっと深く知りつつ歩むものであります。
 イエス・キリストは神の身分でありながら、人間の姿で現れて下さいました(ピリピニ・七)。この世の幸せは、地位や名誉で考えられます。しかし、主イエス・キリストの地上でのお姿はそれらのどれ一つも持っておられませんでした。しかも、罪は犯されませんでした(ヘブル四・一五)のに十字架で死なれ、おおよそ幸せとは程遠いお姿でした。しかし、その死を通して私たちの罪は「子よ。あなたの罪は赦されました」(マルコ二・五)のイエスの宣言のように赦され、永遠のいのち(ヨハネ三・一六)に生きるものとされたのです。もし、キリストがこの苦しみを避けたとしたならば、私たちの救いは永遠にありませんでした。一見失敗のようなキリストの十字架の死から人間の救いが始まったのです。そしてキリストは十字架の死に至るまで従順でした(ピリピ二・八)。このようなすばらしいお方と、信仰を持つことによって出会うことができました。なんという幸いなことでしょう。