3月19日

 人間は生まれつきのままであってはなりません。すなわち、わがまま勝手、自分中心に生きるものであってはなりません。
 ペテロはキリスト様に出会った瞬間、大漁の奇跡を見せられビックリ仰天して、まず自分の罪を悔い改めました。「主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから」(ルカ五・八)。それから彼はキリストのために働く男と変えられていきました。生涯の最後は伝説によれば殉教死を遂げたとさえ言われますが、ペテロをしてこれ程までに変えられてゆく神のみ霊の力は凄いですね。
 彼はイエスに出会う前は誇り高き者、傲慢だったに違いありません。村一番の漁師と内心考えていたでありましょう。それが不漁で一匹も魚がとれない朝、無駄だと思ったかもしれませんが、「でもおことばどおり、網をおろしてみましょう」とキリストの御言葉に従った時、加勢を頼まねばならない程に大漁の魚を見たのであります(同四~七節)。でもイエスにとり扱われたその時、彼の一切は変わりました。
 罪多き私たちもペテロのように全く主イエスの前に罪を悔い、御霊に変えられて益々成長していきたいと願います。そして思う存分このイエス・キリストのご用のために使って頂ける者として、一層自己変革されていこうではありませんか!主よ、私達を憐れみ給え。