3月16日

 なぜ私たちは主イエス・キリストを信じてクリスチャンになる必要があるのでしょうか。それは、キリストのいのちをわが所有とする為です。即ち、イエス様のみ教えをわがものとするだけでなく、彼の生命そのものを私の生命として永遠に生きる為なのです。誰でも死んだ後もできればいついつ迄も生きられたらと、不死の生命を願望するのですが、此の世の誰からも、どこからもこれだけは手にする訳には参りません。
 所が、ここにイエス・キリストという方だけが自ら墓から甦って、すなわち復活してこのいのちを保証して下さいました。毎年訪れる受難週に続くキリスト様のご復活を記念する嬉しいイースターの記念日は、クリスマスと同じようにたいせつにしたいと思います。ではなぜ嬉しいのでしょうか。この方のご復活を信じる各自が、「永遠の生命」を自分の物とすることが出来るからです。単なる教えではなく、イエス・キリストの脈打つ生命そのものと合体出来ることを確信して、いよいよ主イエス様の懐に飛び込んで参りましょう。
 「私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書の示すとおりに、三日目によみがえられたこと…」(第一コリント一五・三~四)