3月10日

 み言葉の静聴には二つの種類があります。一つは聖書をまず読んでから他の人が記したメッセージや本等を併読して祈る方法、第二は参考書(注解書)等を用いないで自ら聖書を読んだのち黙想してご聖霊の導きに従い、神の御心を悟る、又神のみ声をそのみ言葉から正しく聞く方法であります。
 多くの信仰の大先輩達が書き残された、ディボーションの際に参考にしたら良い書物はたくさん出版されています。けれども、それらをまず参考にするのではなく、直接自分自身がみ言葉から神のみ声を聞くようになり、更に正しく神のみ旨、み心を悟る訓練をする必要があります。
 その為にまず聖書本文をよく観察し、今日のみ言葉の中で神様とはどのようなお方と示されているか。次に悔い改めるべき私の罪は示されていないか。第三に神の約束、慰めの箇所はないのか。第四に避けるべき行動、直すべき習慣、神の警告はないのか。第五に私に対し、従うよう勧めておられる主の命令とは何か。最後に模範、その方法は示されているかなどをよく観察してゆきたいものです。
 とにかく万巻の書物が世に氾濫している中で、私たちは聖書一書の人と言っていい位に神の霊感の書にとりこにされてゆきたいものです。