2月26日

 アコールセインは、従うことを意味するギリシヤ語の動詞です。聖書は神の言葉として私たちに多くの戒め、警告、アドバイス、指示などを与えていてくれます。ですから神の声として素直に聴き従いたいものです。
 用法としては一般的に「指揮官や上官に従う兵士」について用いられます。キリスト者としては、総指揮官であられるイエスのご命令に主の兵卒として(第二テモテ二・三)忠実に従っていきたいものです。
 第二には主人に従ったり、仕えたりする奴隷に用いられています。私たちの仕えるご主人はもちろん創造主であり、御子イエスですからこの方にも言うまでもなく文句なしにハイと、けれどもむしろ喜びと感謝をもって服従いたしましょう(ヨハネ二一・一九)。
 第三には人の忠告や意見に従うことにも用いられています。クリスチャンとしてへり下って第三者の助言や指示などにも、主に従うように従いたいものです。
 第四に法律に従うことにも一般的に用いられています。神の国のおきては、やはりみ言葉の中にある訳ですから天国の市民権を求めるものとして、この国の法律(LAW)、権威にも従うことを誓いたいと思います(ローマ一三・一)。
 いずれにしても主の選びと召しに答え、主の声に聞き従っていくことは光栄であり、特権であり、喜び、祝福、救い、感謝であります。決して、あの金持ちの青年が主イエスに従うことを拒否したようなことがあってはなりません(マタイ一九・二一以下、ルカ一八・二二以下参照)。