2月14日

 主なる神は祝福を与えるために時と場所をまた人を備え用いられます。モーセなしに出エジプトは考えらませんし、ダビデなしにはイスラエル統一王国の成立も有りえません。
 ナオミとルツが何も考えないうちに、主なる神はボアズを、彼女たちの祝福のために備えておられました。彼はエリメレクの部族の中でも「有力者」すなわち金持ちであったのです。はからずもルツは、この有力者ボアズの畑に導かれ落穂拾いをすることになります。はじめての両者の出会いの中に神の摂理・導きを見なければなりません。天の神は貧しい二人の女性に助け手を準備して、彼女たちを困難の中から助けだしてくださいます。
 忠実に主のみ旨にそって生活していけば、神は私たちをほっておかれません。必ずや良き方向へと歩み進ませて下さいます。
 飢謹、帰郷、夫と息子たちとの死別、嫁との生き別れを覚悟したナオミだったのですが、優しい嫁ルツによって苦しむ(マラ)姑ナオミの境遇は次第に幸いな舞台へと変わっていくのでした。苦難の中にも失望、落胆することなく、ひたすら主を仰ぎ見、信仰の歩みを続けていくとき、奇蹟的な出会いが与えられます。ボアズは、か弱言一人の女性を救うために準備された、助け手であったことを再度強調したいと思います。あなたの行く手にもすでに神が備えたもう必要のすベてが存在することを確信しましょう。