1月26日

 過労死(カローシ)。この単語は外国にまで響いている言葉です。働きすぎて死んでしまう人が少なくないのです。もちろん私たちは怠けていてはなりません。働かざる者食うべからずです(第二テサロニケ三・一〇)。労働に耐える知力、体力があれば当然働くのが普通です。しかし過度に休息の時間も少なく過労に陥って、病気を得、遂に死んでしまっては何にもなりません。
 とにかく適度の労働と思っていても、様々な要因があって、やはり過労死に至る場合があります。注意したいと思います。キリスト様は「なくなる食物のためではなく、いつまでも保ち、永遠のいのちに至る食物のために働きなさい」と言われました(ヨハネ六・二七)。
 私たちは最大の価値を、単に労働だけではなくイエスがおっしゃる「永遠のいのち」に置こうではありませんか。この不滅のキリストのいのちをわが所有とするために、全てを賭けてゆくのです。人の子イエス・キリストが与えて下さるこの永遠のみ国に至る救いを獲得し続けるために、この方をまず信じること(同上六・二九、四〇、四七)。「食べる=信じる」こと(同上六・五一、五四、五八)。すなわち天から下ってきた生けるパンを食べる事はイエスを信じることだと言われますからまず十字架と復活のイエスを信じて懸命に働きましょう。世相がどのようにめまぐるしく変化し続けようとも、キリスト者は迷わずひたすら主イエスをめざして進みゆきます。ご聖霊に満たされて!