1月18日

 「すると彼らはイエスに言った。『私たちは、神のわざを行うために、何をすべきでしょうか。』イエスは答えて言われた。『あなたがたが、神が遣わした者を信じること、それが神のわざです。』」(ヨハネ六・二八~二九)信仰には二種類あります。即ち、信仰の結果を見ようとするものと、信仰と信仰そのものをもって満足する信仰です。そして多くの人の信仰が前者の信仰であることが多いように思います。それは、信仰の結果を見ようとしてあせる(焦心)結果が、見られないといって失望する信仰です。
 しかし後者の信仰は結果に目を注がないのです。信仰そのものの価値を認め、それのみを以て満足します。問題はわたしにキリストを信ずる信仰ありや否やです。そして信じていること、主なる神がこれを賜わったことを知って、その他を求めないのです。ただキリストを、天国を、永遠のいのちを信ずる信仰そのものに無上の価値と喜びを発見して満足する信仰です。
 信ずる、信ずる、信ずる、ただそれだけです。結果いかんによって信仰に動揺を来すような弱い信仰ではありません。ただ主を信ずる。これが「わざ」「行い」に通じるものです。信これ業であります。信のほかに業を求めない純粋な信仰をもち続けていきたいものです。創造主がイエス・キリストにおいて働いておられる事を信じるのです。