1月16日

 「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」(ヨハネ一四・一)
 私たち人間はどんなに偉そうな事を言っていても、いざとなれば慌てふためいてしまう弱さが隠れています。マルコ四・三六以下を読みますと、突然激しい突風が起こり、舟は波をかぶって一杯になり、舟は沈みそうになりました。その時、弟子たちは死にそうです、助けて下さいと、大声で寝ているイエス様を起こそうとしました。なんとキリストはそのような大嵐の中でも泰然自若眠っていることが出来るお方でした。所がイエスは立ち上って、驚いたことに大自然に向かって「黙れ、静まれ」と叱りつけられますと、風は止み、大凪(おおなぎ)になったという奇跡が記されています。このような凄い力をもっておられる、生ける主イエス・キリストに守られていることを固く信じて、この方に人生の方向蛇をゆだねていきましょう。イエスは言われます。「汝ら心を騒がせるな。神を信じ、また我を信ぜよ」(ヨハネ一四・一、文語訳)と。
 さらに、「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません」(ヨハネ一四・二七)と。神を信じれば矢でも鉄砲でも恐れることなしであります。