1月13日

 「我々の心はあなた(神)の中に憩うまでは、安らぎを得ない。」アウグスティヌス
 「幸福は我々の外にもないし、我々の内にもない。それは神のうちにある。我々の内にしてしかも外にもある。」パスカル
 「人間は誰でも生活の楽しみを得たいという自然の欲求をもっている。彼らからそれを強いて奪いとるならば、きっと彼らは…特に若い時代には…精神的に損われてしまう。だから適当な時期に彼らを正しい人生の楽しみに導いてやることが大切である。正しい楽しみとは、神との互いに愛に満ちた交わりまた凡ての被造物への友愛である。これは正しい道にある人の心を必ず充分満足させるものである。そういう人には、その他のどんな生活の楽しみも物足りない。真の楽しみを持たないなら、俗に退屈といっている不快感が入りこんでくる。」カール・ヒルティ
 わたしは名古屋市西区在住のおり、満二〇歳でキリスト教に入信いたしました。敗戦直後のまだテレビのない当時わたしは映画館にいって、一日のうちに三本も立て続けに映画をみるほどの映画狂でした。映画館から出てきた時の興奮した気分はいまでも忘れません。でもその一種の幸せ感は、現実の生活にはいったときには雨散霧消しているのです。長続きしないのです。でもキリストにある救いの幸福感はどんな時にも私を心から満足させる事を体験しています。